「リーキーガット」心書vol.85

『あれからもう1年かぁ。』 一昨年末、急に全身に湿疹がでた。 痒くて眠れない日が続き、昨年は新年早々に診てもらえる皮膚科を探した。 ゛極度の乾燥肌(皮脂欠乏性湿疹)゛と診断された。 出された薬を塗っている間は湿疹も治ったが、 妊娠をきっかけに薬…

「初盆」心書vol.84

夫が仕事で不在の週末、わたしは急ぎ足で歩いていた。 わたしにはルーティンがある。 自宅の最寄り駅へ向かっていると、 ふと、消え入るような小さな声が聞こえてきた気がした。 「すみません。」 振り返ると年配の女性が座り込む勢いでしゃがみこんでいた。…

「初心を思い出す」心書vol.83

先月の役員会で執行役員に選任された。 ついてきてくれている部下達に改めて感謝した。 少し前に内示は頂いていたが、実感があまりなかった。 正直、内示を受けた時、驚きと同時に安心したような気持ちがあった。 夫は同じ業界に勤めている。 結婚する時、私…

「2周年」心書vol.82

昨日は結婚記念日だった。 結婚してから2年が経った。 この1年間は特に悲しい出来事が多く、 夫と楽しくGWに旅行できたことに感謝だ。 わたし達夫婦は仕事上で知り合って8年が経っているが、 2人きりで会ってから約3ヶ月で入籍したため 結婚してから知ったこ…

「義父」心書vol.81

「◯◯さんがお嫁に来てくれて ▲▲(夫)も喜んじょりますが、 わしも喜んじょります。 本当にありがとうございます。」 思い切って夫婦で購入した新居へ引越しして10日後。 わたしの両親を新居へ招待した日、 初めて義父とわたしの父が話をした。 義父は我が父…

「ドクターイエロー」心書vol.80

『あっ!ドクターイエロー!!』 出張先から急いで会社へ戻るために降りた駅で ドクターイエローをみた。 降りたホームの反対ホームに停まっていたのだ。 子ども達の撮影が落ち着いたかな?というタイミングをみて、 すかさず最前列を確保した。 何枚か写真…

「熱量」心書vol.79

「私達から何回説明しても社長を説得出来ませんでした。 来週、直接、うちの社長を説得しにきてください。 社長が納得するような表現でお願いします。」 3年前、とあるお取引先さんへ仕入先の方と訪問した。 取引先社長「メーカーに女性営業って珍しいですね…

「旅立ち」心書vol.78

「あんたはあんた流でいきなはれ。」 自分の祖父のように親しくして頂いていたおじいちゃんが 先週末亡くなられた。 次の日、夫とお見舞いに伺う予定がかなわなかった。 おじいちゃんとは今の職場で出会った。 最初はそこまで親しくして頂いた訳ではなかった…

「部下の結婚」心書vol.77

「結婚される前、支店長はどれぐらい旦那さんに対して我慢されていましたか?」部下の1人が結婚を決めたと報告してくれた。次の週末に彼女のご両親のところへ挨拶に行くとのこと。「彼女のお家は和室? 座布団に座ったまま挨拶しない方が良いよ。 きちんと座…

「入社式」心書vol.76

「すごく良かったです! ◯◯さんが社員代表で歓迎の挨拶をされていると思っただけで なんだか涙がとまらなくて。」入社式が終わって、支店へ戻ったら、部下の1人が興奮気味に話しかけてきてくれた。今年の4/1、当社にとっては初めて入社式をした。入社式直前…

「おまじない」心書vol.75

「「この業界は男社会だからな。」って 上司が私に言うんですよ。」得意先の購買担当(女性)の方との面談が終わり、雑談の中で、この業界には女性が少ないという話をしたら、帰り際にその方が小さく笑いながらポロッとそうおっしゃった。『上場企業とは言え…

「64」心書vol.74

「64だと良いと思うんです。 6が自分らしさ、4は相手に合わせる。 例えば、『▲▲さん、これやってくださいよー。あなたの担当業務ですよね?』 と、自国ならストレートに言います。 『▲▲さん、お忙しいところ申し訳ないのですが、このデータを□□までに作成頂…

「心の隙間」心書vol.73

「『おはよう。』、『お疲れ様!』などの スモールトークには孤独感を和らげる効果がある。 コロナ禍でそういったスモールトークが大幅に減り、 結果、孤独感が高まり、 日本で働く外国人が母国へ帰るきっかけになっている。」先日、留学生などの外国人を雇…

「家族のカタチ」心書vol.72

昨日は義理の息子さんのお誕生日だった。3人でお祝いできたことがとても嬉しく、新たな縁に感謝の気持ちでいっぱいだ。夫「◯◯さんと真剣にお付き合いしようと思っている。」義理の息子さん「◯◯さんとまともに話したことがないから、 一度会って、話がしてみ…

「居場所」心書vol.71

「腰の具合が良くならず、通勤が本当に辛いんです。 ここ2ヶ月ぐらいよくよく考えたのですが、 仕事を辞めて、治療と親の介護に専念したいと思っています。」仕事の話で部下と面談していた際、不意に彼女からそう切り出された。急に彼女が腰痛に悩まされ始め…

「変な顔」心書vol.70

「『今日、変な顔だね。どうしたの?』 ちょっと考え事をしたり、落ち込んだりして帰宅すると 6歳の姪っ子にそう聞かれるんです。 よく見ているなぁって姪っ子ながら感心します。 だからいつも表情だけでも、笑顔でって心掛けています!」お世話になっている…

「夫の家業」心書vol.69

「後継者がいなかったり、事業の先行きに悩む日本の中小企業は少なくないと思っている。 双方にメリットが見出せれば、今後も積極的に事業提携やM & Aしていきたい。」とあるメディアのインタビューを受けた際の夫の言葉だ。夫には継ぐ予定だった家業がある…

「機嫌」心書vol.68

「◯◯ちゃんって本当に分かりやすいよね。 機嫌が悪いのは眠たい時とお腹が空いた時だから。」20代半ば、友人と夏休みを利用してトルコへ旅行した際に言われた言葉だ。そう、わたしは眠気と空腹に弱い。流石に30代半ばになり、自覚がある。自分の機嫌は自分で…

「支え合う」心書vol.67

この数ヶ月、わたしの心は忙しい。入籍が決まり、親しくして頂いているおじいちゃん宅へ報告に伺った。おじいちゃんは私の勤め先で顧問をしていた。奥様の癌がきっかけで退職をして、今は隠居生活をおくっている。おじいちゃんとは職場で、上司と部下として…

「入籍」心書vol.66

本日入籍した。わたし自身、全く結婚する予定がなかったから驚きだ。夫になってくれる人とは6年前に仕事で知り合った。それから2人で会ったことは全くなく、今年1月に初めて2人で食事へ行ったことが始まりだ。4月から役職がかわることが内定していたし、〝結…

「にこにこ」心書vol.65

父「お母さん、わざわざ▲▲してくれたんや。 ありがとう。」母「今まで「わざわざありがとう。」なんて言われたことあった?」ある朝の我が家での一コマだ。ここ1ヶ月、母は猛烈にイライラしている。理由はわかっている。わたしだ。反対に父の機嫌は悪くない…

「告白」心書vol.64

エジプトのジャスミン畑でフィールドワークをしていた際、ジャスミン畑のオーナーの次男坊(アハマド)には仲良くしてもらった。当時、彼は5歳だった。「◯◯、僕は◯◯のことが大好きだから、 いつまでもここに居てもらいたいんだ。 だから、、、。」アハマド…

「白髪」心書vol.63

「悩んでますなんて思われたらかっこ悪い。」だから、精一杯、虚勢を張るんだけど、悩んでない訳ではないと、マツコデラックスさんがテレビで話していた。最近、「白髪が目立つようになった」とご指摘を頂くことが増えた。正直、いっそのこと、白髪染めしよ…

「期待する」心書vol.62

「部下に期待することをやめてはいけません。 そんな日がきたら、それは◯◯さんがリーダーであることを諦めたということです。」ある日、当時入社したてだった部下が出社しなかった。定時直前にメールで連絡があり、体調不良で休みたいということだった。それ…

「手」心書vol.61

「旦那は子どもが欲しいんだと思う。 だって病院へもう行かなくて良いとは言わないから。」パン屋さんに並びながら、そう言った瞬間、友人は泣き出してしまった。きっと彼女が1番言って欲しい言葉を言えるのは旦那さんだけだ。目の前で静かに泣く彼女を、コ…

「おふくろの味」心書vol.60

東京出張時におば(母の従兄弟)の家に寄った。日帰りだったので、おばからきた「晩御飯食べる時間ある?」というメールに「日帰りなので難しいと思う。」と返した。おばは森永ヒ素ミルク事件の被害者でその後遺症でカラダが思うように動かない。わたしが20…

「伝わる」心書vol.59

「相手を思って話した内容なら どれだけ行き違いがあったとしても いつかは気持ちが届くはず。 そんな時は絶対に守りに入らないこと。 少しでも保身から何かを言えば、 それ以外が全て相手を思った内容でも 一瞬で意味がなくなる。 とにかく、自分の立場は考…

「味方」心書vol.58

「中途半端な味方を100人もつぐらいなら、 どんな時でも必ず手を差し伸べてくれる味方を1人もつ方が良いと思いませんか?」中間管理職になって、人間関係に悩んでいた私に当時の上司がかけてくれた言葉だ。その頃の私は自分のキャラクターを否定的に考え、で…

「仕事のパレート」心書vol.57

〝事の軽重を知る。 それが、タイムマネジメントの本質だ。〝出典:『働く君に贈る25の言葉』著者:佐々木常夫 advice12〝「その人の抱えている仕事量全体の2割の重要な仕事をやれば、求められている成果の8割を達成したことになる」ということです。〝出典…

「きっかけ」心書vol.56

「日本のスポーツ選手は自分自身やチームの成績しか気にしていない。 例えば、そのスポーツ全体のことを気にしている選手は少ない。 それはある意味、資本主義が定着しているからであり、 そこが日本のスポーツの弱点だったりする。 お金持ちが1番偉いという…