「美味しく食す」心書vol.22

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「海外との取引で活躍している若手商社マンには共通点がある。

 よく食べること。

 ◯◯さんは大手商社マンにも負けていないと思う。

 ひとまず、出されたご飯を美味しく食べることは

 仕事を成功させるために必須だと思うよ。」

初めて中国出張する前、お取引先の購買部長からそうアドバイスを頂いた。


今の会社に入って初めて厦門へ1人で出張した際、

約2,000万円の商談が決まった。

「◯◯さんの今後に期待をして購入させてもらいます。」

アドバイスを下さった部長が購入して下さった。

現地で交渉し、日本へ電話した時、緊張で手が震えたことは忘れられない。


商談が終わり、さて、昼食となった時に出てきたのが

透明の寒天に入ったオタマジャクシだった。

「•••。」

となったが、お取引先の部長の言葉を思い出し、噛まずに飲み込んだ。

そうしたら、仕入先の方は私がその料理を気に入ったと思い、

またお皿にいれてくれた。

今となれば良い思い出だ。

その仕入先とはその日を始まりにお取引させてもらっている。


例年、この時期になると会食が続く。

今年はコロナの影響で夜の会食はほとんどなかったが、

今月から少しずつ予定がある。

また夜の会食が少なくなった分、ランチミーティングが増えた。


以前、忘年会続きで、食が進まないことがあった。

私が席を外した際、仕入先の方が上司に

「◯◯さんは具合が悪いのか?

 それとも口に合わなかったんやろうか。」

と聞き、とても気にして下さっていたと、会食の後に知った。

毎日のように外食が続くと疲れてくるが、

〝美味しい〝と感じられなくなってきたら、

疲労のサインなので、仕事を早く切り上げて、

ひとまず寝るようにしている。


来週も美味しく、楽しく、お取引先の方と食事できるよう、

健康維持に努める。