「海外との取引で活躍している若手商社マンには共通点がある。
よく食べること。
◯◯さんは大手商社マンにも負けていないと思う。
ひとまず、出されたご飯を美味しく食べることは
仕事を成功させるために必須だと思うよ。」
初めて中国出張する前、お取引先の購買部長からそうアドバイスを頂いた。
今の会社に入って初めて厦門へ1人で出張した際、
約2,000万円の商談が決まった。
「◯◯さんの今後に期待をして購入させてもらいます。」
アドバイスを下さった部長が購入して下さった。
現地で交渉し、日本へ電話した時、緊張で手が震えたことは忘れられない。
商談が終わり、さて、昼食となった時に出てきたのが
透明の寒天に入ったオタマジャクシだった。
「•••。」
となったが、お取引先の部長の言葉を思い出し、噛まずに飲み込んだ。
そうしたら、仕入先の方は私がその料理を気に入ったと思い、
またお皿にいれてくれた。
今となれば良い思い出だ。
その仕入先とはその日を始まりにお取引させてもらっている。
例年、この時期になると会食が続く。
今年はコロナの影響で夜の会食はほとんどなかったが、
今月から少しずつ予定がある。
また夜の会食が少なくなった分、ランチミーティングが増えた。
以前、忘年会続きで、食が進まないことがあった。
私が席を外した際、仕入先の方が上司に
「◯◯さんは具合が悪いのか?
それとも口に合わなかったんやろうか。」
と聞き、とても気にして下さっていたと、会食の後に知った。
毎日のように外食が続くと疲れてくるが、
〝美味しい〝と感じられなくなってきたら、
疲労のサインなので、仕事を早く切り上げて、
ひとまず寝るようにしている。
来週も美味しく、楽しく、お取引先の方と食事できるよう、
健康維持に努める。