「寄り添う」心書vol.34

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「◯◯ちゃん、本当はどうしたいの?

 後悔がないように。」

そう言ってくれる友人達が周りにいることに感謝した1週間だった。


私は自分の気持ちを誤魔化すことがよくある。

例えば、セクハラ的な発言を受けた時、

どれだけ嫌でも、どうにかその場をやり過ごす。

「それってセクハラですよ。」

と言った後のその場の雰囲気を考えてしまう。

でも、本当はすごく嫌な気持ちになるし、

なぜ、そうなってしまったのかと自分を責めてしまう。


11月に背中が痛くなり、身動きがとれなくなった時、

会社の人達にすすめられ、血液検査などを受けたが、

原因は分からず、ストレスだと言われた。

思い当たることがあった。


『私自身の問題に大事な人を巻き込んでしまった。』

と思う出来事があった。

自分が嫌な思いをするより、大事な人をその事柄に巻き込んでしまったことが

とても嫌で、自分自身を少し責めた。

普通に考えたら、私は何も悪いことはしていないが、

他人が嫉妬するきっかけをつくってしまったことを悔やんだ。


その後、別の出来事があり、

『あぁ、また他人に嫉妬のタネを植えてしまう。』

と思い、本来の自分の意思に蓋をしようとした。

その時、友人達がそれぞれかけてくれた言葉が最初の言葉だ。


「◯◯ちゃんがしたいことをしたいって言って良いんだよ。

 嫌なら嫌って言えば良い。

 その場に私はきっと居てあげられないから、

 先に言っておくけど、◯◯ちゃん、自分の気持ちを言葉にできて偉い!」

シュトーレンを持って遊びに行った際、

高校時代の先輩がそう言いながら泣いてくれた。

寄り添うってこういうことか、と身をもって感じた。


色々なことが毎日あるが、

わたしには寄り添ってくれる人達が周りにいると思うと

たまには自分の感情に従っても良いのかなと思える。