「ランチ」心書vol.8

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私はランチのメニューを悩まない。

新卒で入った会社の上司に言われたからだ。

その頃の私はいつもランチを選ぶのに時間がかかっていた。

上司から

「◯◯にとってランチに何を食べたかって

どれぐらい大事?

そんなに変わらないでしょ?

今はランチ1つで迷う時間があるかもしれないけど、

人生は選択の連続だから、

もっと大事な決断をする時に時間を有効に使えるようにした方が良いんじゃない?」

と同行中に言われた。


「こういうのは練習だから、

迷わなくても良いものに時間を割かなくて良いように、

ひとまずランチは30秒以内に決めるようにしてみたら?」

と続けて言われた。


正直、最初は嫌々ながら始めたことだった。

『ランチぐらい迷わせてよ。』

というのが、その当時の私の本音だった。

最初はやはり30秒では決められなかったし、

食べた後に

『違うかった。。。』

と落ち込むこともあったが、

そのうち、自分がどういうメニューが好みか分かるようになった。


今は取引先の方々とランチへ行くことも少なくないので、

その時々で選ぶメニューの傾向を決めている。

歳を重ねて、上司が言ってくれた意味もわかるようになった。

メニュー選びに悩む時間を取引先の方々との会話に使えるので良かった

と今ではその当時の上司に感謝している。


ひとまずやってみることって大事だなと思う。