「2周年」心書vol.82
昨日は結婚記念日だった。
結婚してから2年が経った。
この1年間は特に悲しい出来事が多く、
夫と楽しくGWに旅行できたことに感謝だ。
わたし達夫婦は仕事上で知り合って8年が経っているが、
2人きりで会ってから約3ヶ月で入籍したため
結婚してから知ったことの方がお互いに多いと思う。
普段は照れ臭いので、夫の良いところをあえて口にすることはないが、
この1年で実感したのは辛い時、悲しい時、
必ず寄り添ってくれるところは良いところだと思っている。
義父やお世話になったおじいちゃんが亡くなったことはもちろん、
ようやく授かった我が子を流産してしまったことは
とても辛く、悲しかった。
流産したことがわかった日は夫の誕生日だった。
『先週まであんなに元気だったのに。』
そんなことを考えてしまい、すっかり食欲が落ちてしまった。
仕事中は気が張り詰めているから良いが、
会社から一歩出てしまうと涙が止まらない。
『日にち薬だ!』
と自分に言い聞かせて、毎日を淡々と過ごすことでしか
自分を保てなかった。
そんなある日の夕食時、夫の様子がおかしいなと思ったので、
「大丈夫?」と尋ねた。
「◯◯ちゃんが普通にご飯を食べてくれるだけで
僕は幸せだと思って。」
と夫はこたえた。
目に涙を浮かべる夫をみて、
『この人と結婚して良かった。』
と心底思った。
夫は悲しむわたしに特別なにかを言うわけではなかった。
むしろ今までと変わらず接してくれ、
夫の前で泣いてしまった時は無言で肩を抱いてくれた。
でも、内心はすごく心配してくれていたのだと改めて気付いた。
そして、そのことに気付けて良かったと思った。
新たな1年もいろいろなことがあると思うが、
夫婦で乗り越えていきたいと思う。