「64」心書vol.74

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「64だと良いと思うんです。

 6が自分らしさ、4は相手に合わせる。

 例えば、『▲▲さん、これやってくださいよー。あなたの担当業務ですよね?』

 と、自国ならストレートに言います。

 『▲▲さん、お忙しいところ申し訳ないのですが、このデータを□□までに作成頂けませんか?助かります!』

 日本だとこう言います。

 この仕事を相手に頼む、やってもらうということが自分だとしたら、

 頼み方は相手に合わせたとしても、

 僕としては64だからOKなんです。」


先日受けたセミナーの講師のお一人はウズベキスタンの方だった。

日本へ留学し、そのまま日本で就職されたとのこと。

日本語を上手に操られ、ジョークも交え、

留学生がどうすれば会社に定着してくれるのか?

ご自身の体験談を交えながら、わかりやすくお話してくださった。


常日頃、私は46or37(私:相手)で部下や夫の話を聴くように心掛けている。

信頼関係を築くには聴くことが1番だと感じているからだ。

話を聴いてもらうと、安心感や肯定感を感じるのは

わたしだけではないのでは?と思っている。


部下達の様子を毎日みていると面白い。

『元気がないかな?』と思う日もあるが、

『あれ?最近、お弁当を持って来なくなったなぁ。ダイエットは終わりかな?』

『イライラしてるな。』

『テンション高いなぁ。』

とか、いろいろなことを感じる。


『元気がないかな?』

と思う時はタイミングをみて、声をかけて、

別室で話を聞くようにしている。

話を聞く時は途中で『ん?』と思うことがあっても

ひとまず最後まで聴くように努めている。

私もまだまだ未熟なため、

途中で我慢できない時はメモを取るようにしている。


4月に新卒の営業ウーマンを迎え入れることもあり、

10月に入社した新人くんと4月入社予定の新人さん、それぞれにOJTの担当者を決めた。

初めての試みだ。

「辞めたい」と言ってきた部下に

何か彼女にしかできない役割を担って欲しい

と思ったことがきっかけだ。


しかし、席が私に近いこともあり、新人くんは私に尋ねてくることが多い。

先日、秘書検定を受けた際、自己採点した結果を話してきたのは

彼女が退勤してからだった。

次の日の朝、彼女が出勤してから直ぐに新人くんの口から報告するよう促したが、

新人くんから彼女にもっと頼ってもらえるよう、もっていくには、

私がもっと彼女を頼らないといけないと反省した。


最近、彼女は「辞めたい」とは言わなくなった。

お付き合いしている相手の話もしなくなった。

「自分も会社を辞めたいので、

 □□や◇◇も新人くんが担当してもらえたら。」

と言い始めたらどうしようかと思っていたが、

新人くんの担当割振も新人くんの気持ちをよく考えてくれているなと感じた。


部下をもつようになって思うことは

頼られ頼る割合も64が良いのでは?ということだ。

長女気質のわたしにはなかなか難しい。

頼った時、みんなが精一杯の力を貸してくれることに感謝の気持ちでいっぱいだ。

だからこそ、新人くんの育成に、彼女の力をしっかり借りようと思う。


64でOKとできる講師の方の姿勢を学びにし、努力したい。